ふくしま県産食材 × 須賀洋介シェフによる屋外ダイニング

ふくしま県産食材 × 須賀洋介シェフによる屋外ダイニング

『浜通りのいま 〜それでもまちはここにある/だから私はここにいる(仮)』

  • 期間:2023 年 6月 末
  • 会場:とみおかワインドメーヌ、いわきワンダーファーム

概要

SUGALABO須賀洋介シェフが県内の生産者さんを訪問し、その先々で出合った食材たちを使って、その魅力を最大限に生かした屋外ダイニングを開催します。

場所はもちろん福島県内。浜のテロワールを感じてもらえる会場をご用意しています。

趣旨・目的

瀬戸内国際芸術祭や越後妻有の大地の芸術祭をはじめ、成功している芸術祭に共通しているのは、その土地ならではの「食」と「地域住民とのコミュニケーション」を大切にしているところ。「アート」も「食」も非言語コミュニケーションツールであり、感性に訴える広義の意味で「芸術」でもあります。その土地の個性を最も表現する「食」は無二の価値を持つのと同時に、地方で開催する芸術祭の大きな魅力の一つ。美術館で受動的に芸術鑑賞するのとは全く違う芸術祭ならではの能動的な体験の一つとして、ふくしま浜通り国際芸術祭は特に「食」にも力を入れていきます。「ふくしまは美味しい」をちゃんと伝えたい。だって本当に美味しいから。

ちなみに、これまで婦人画報の連載をはじめ、プライベートでも時間を惜しまず日本全国の生産者さんを地道に訪問し、その料理に生かしてきた須賀シェフ。しかし、これまで福島には来たいと思っても「正直アンタッチャブルとされ来れなかった」と言います。

今回、そんな須賀さんにお声がけし屋外ダイニングをお願いしたところご快諾いただき、ついにふくしまへの訪問が実現しました。8月からこれまでだけですでに20軒ほどの生産者を訪問。須賀シェフに気に入られた食材は、今回を機に新たな販路開拓にも成功しています。

さらに生産者さんたちと須賀シェフたちをいわきのワンダーファームに招き、懇親兼決起集会BBQを開催したところ、定員としていた30名を超えた約50名ほどが集まり、「美味しい」を共通項に盛り上がりました。この繋がりを深め、より強いものとしていけたらと思っています。もちろん風評被害の払拭も果たします。

処理水、汚染土、消えない風評。

しかし、それでも諦めずに、むしろそれをバネとして、頑張っているひとたちがいます。
「安心・安全は当たり前。圧倒的に美味しいものをつくるんだ。そうすればきっと食べてもらえるはずだから」

生産者のみなさんは、わたしたちが想像するよりずっと先を、ずっと前を見ています。
わたしたちが想像するより、ずっと苦しく、ずっと悔しい思いもしています。
彼らのために、わたしたちにできることがあるならしたいと思う。
今年の夏と秋、SUGALABO須賀洋介シェフがついにふくしまに来てくれました。
県内の生産者さんを訪問し、直接対話し、意見交換。その先々で出会った食材を使って、
屋外ダイニングを開催し、ふくしまの食材の魅力を世界に発信します。

メイン会場は、福島第一原発から20km圏内の富岡町。

震災後、一度は人口がゼロになったまちです。

「安心・安全は当たり前。圧倒的に美味しい」ふくしまの食材を使って、

須賀洋介シェフがどう料理するのか。もう、想像するだけでわくわくしてきませんか?